GMの車がなぜ高いのか

アメリカの大手自動車メーカー、GMは、破綻する可能性が非常に高まっています。確か今月中に解決の見込みが立たない時には、チャプター11(日本でいう民事再生法)を適用することになるはずです。先月のクローズアップ現代を見て、GMの自動車が高い理由がよくわかりました。

クローズアップ現代「オバマの100日(2)医療保険制度改革のゆくえ」(4月23日放送)

アメリカは、日本で言う所の国による「健康保険制度」が整っていません。よって普通は、保険会社での保険に加入するか、もしくは企業で保険を手当てするか、(もしくは何も加入しないか)、などの選択肢になります。

さて、自動車における人件費の日米比較を以下に示します(「自動車研究センター」の調査による)。

【日本車】
社員の賃金:16万1500円
社員の医療保険料:2万8000円
計:18万9500円

【米国車】
社員の賃金:19万4400円 (日本車より+3万2900円
社員の医療保険料:3万9500円 (日本車より+1万1500円
退職者の医療保険料:9万5000円 (日本車には無い費用)
計:32万8900円 (日本車より+13万9400円

つまり、アメリカの車は日本に比べ、社員の賃金、社員の医療保険量がやや高いのに加え、退職者の医療保険まで面倒を見ています。それが、日本車より高い決定的な理由といえます。ましてや燃費も悪いと来れば、売れないのもうなずけます。