銘柄選択術(3):キャッシュフロー

決算書の謎を解け!。。。ファンダメンタルズ分析において、決算書を正しく読み取ることは重要です。今回は銘柄選択術の第3回目。「(1)日経会社情報」「(2)バフェットロジー」の続きになります。今回は、キャッシュフロー表による選択術を示します。

企業の決算書のうち、最も重要なものは「損益計算書」「貸借対照表」「キャッシュフロー計算書」でしょう。その中でも、「ごまかし(粉飾)」を行いにくいのが「キャッシュフロー計算書」です。お金(キャッシュ)の出入り(フロー)は、企業の「血液」のようなものです。その流れが変だと、その企業の「体調不良」が見えてきます。次に、以下、2つのキャッシュフロー(CF)表を示します。さて、どちらのキャッシュフローが良いと言えるでしょうか?

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良いのは上、悪いのが下、です。良い基準として、
(1)「営業CF」がプラスであり、かつ年々、増加している。
(2)「投資CF」がマイナスである。
(3)「財務CF」がマイナスである。
(4)「営業CF」のプラス分から「投資CF」「財務CF」のマイナス分を差し引いてもプラスとなる。

(1)は、収益を伸ばしていることを示しています。しかしこれだけでは、会計操作などを行っても実現できます。そこで(2)~(4)も合わせてチェックします。(2)は健全な会社であればマイナスになります。(将来に向けた)設備投資などはマイナスに算定されますので。(3)は、融資(借金)を返済するとマイナスになります。資金繰りのためにお金を借りると、プラス方向に働きます。よって健全な会社はマイナスです。(4)がプラスであることは、営業利益の範囲内で設備投資や借金返済を行っており、コツコツと経営している証拠です。

以上のように、キャッシュフロー表をみることによって、ある程度、企業の体調を診断することができます。

最後に、参考文献の紹介です。勝間和代さんです。氏の本は、非常にロジカルに組み立てられているので初心者にも分かりやすいです。
決算書の暗号を解け! ダメ株を見破る投資のルール(勝間和代, ランダムハウス講談社)

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ランダムハウス講談社
勝間和代


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当初、「銘柄選択術」シリーズは3回位を予定していましたが、もう少し続けます。銘柄選択の実例を示したいと考えています。

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