温暖化監視衛星「いぶき」

昨日、北海道や東北は、吹雪でした。この4月に?という変な気象です。3月後半より、気温の低い日が多く、レタスなどの野菜があまり収穫できないとのこと。東京の青果店では、キャベツ1個が420円だとか。すごく高い。ミツバチも元気がないらしく、ハチミツの収穫も少ないそうです。さて、日本は寒くても、地球全体は温暖化の方向かと思います。そんな最近、人口衛星から温暖化ガスを観測することが出来るようになりました。NHK「クローズアップ現代」で、温室効果ガスを観測する衛星「いぶき」について紹介されていました。その技術が素晴しい!ので紹介します。

これまで、温室効果ガス(二酸化炭素やメタン)の観測は地上で行っていました。しかし観測地点は200ほどしかなく、しかも先進国が主要ポイントであったため、発展途上国など、ガス排出量が急速に増加している地域の情報が不足していました。しかも、ガス排出量に関する情報公開を拒んでいる国もあり(どこの国とは申しませんが、人口の多い共産国)、ガスの観測は温暖化削減にむけた国際的な課題となっていました。

それが衛星「いぶき」により、地球全体をより詳細に観測できるようになりました。衛星の打ち上げは昨年(2009年1月23日、個人的にもめでたい日)で、今年2月より観測データの公開が始まりました(リンク:画像例

観測データを見ると、地球規模の排出状況がよくわかります。例えば、緑の多い夏は光合成により二酸化炭素が少ないが、冬は多くなっていること。また巨大炭鉱の上空を高濃度のメタンガスが覆っている実態や、そのガスが風に乗って、地球を横断する様子もわかります。

今後、温室効果ガスの削減のためには、排出量取引などの国際市場が活発になる必要があると考えられます。その健全な運営には、ガスを客観的に評価、「見える化」する技術が必須でしょう。「いぶき」は、そんなグローバルな要請に応える技術として、素晴しいと思いました。